震災から半年の世界

ユーラシア大陸の西のはずれに発生した産業文明は数百年のうちに全世界に広まり巨大産業社会を形成するに至った。

大地の富をうばいとり大気をけがし、生命体をも意のままに造り変える巨大産業文明は1000年後に絶頂期に達しやがて急激な衰退をむかえることになった。

『火の7日間』と呼ばれる戦争によって都市群は有毒物質をまき散らして崩壊し、複雑高度化した技術体系は失われ地表のほとんどは不毛の地と化したのである。

その後産業文明は再建されることなく永いたそがれの時代を人類は生きることになった。     

(第1話の冒頭部分を引用)

 

この物語、皆様ご存じですよね。

宮崎駿監督の風の谷のナウシカです。

簡単でしたね。

1982年の連載の開始ですから、少なくとも今から約30年前に描かれた世界観だということですよね。

宮崎駿監督はこの時すでに、有毒物質をまき散らす何かに警鐘を鳴らしていたんですね。

 

 そしてアニメ映画、風の谷のナウシカの封切が1984年、27年前の3.11、3月11日だったということ。

とてもとても架空の世界の話に思えないそして、

折角の警鐘を無にしてはいけない、

なんて思ってしまうのは私だけでしょうか。

 

- コメント -

スタジオジブリは「原発抜きの電気で映画を作りたい」と言っていますよね。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110617-00000301-alterna-soci

この問題に触れる著名人が少ない中、立派だと思います。

2011/09/14 8:30 AM | 秋間

スタジオジブリは「この横断幕の意味のこれ以上でもこれ以下でもない。」という様なご説明をされていたと思います。ボランティアも必要かと思いますが、黒磯那須の地域をカバーする青年会議所として、ここにこそ力を入れなければならないのではないかと思っています。そしてそれこそが被災された方々への復興支援に他ならないのではないか、なんて漠然と考えています。

2011/09/20 10:10 AM | 2011年度 理事長

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